DESUS デサス
   
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2007.04

 この月曜日(4/23)でミラノサローネが終わりました。今年は好天に恵まれ、気温も25〜28度とお祭り気分をさらに盛り上げ、街は大変な賑わいでした。
毎年のことながらデザインがこのように注目を集め、このミラノのサローネを体験することが、こんなに重要になってしまったことに感慨するとともに、さらに将来どのようになっていくのかを考えざるをえません。

今年は、一般家具と照明器具がテーマでした。私も家具を2点、照明を1点出しました。この一週間、日中はもちろん毎夜遅くまでデザイン発表会、パーティーが至る所であり、私の場合、そのせいぜい2%くらいしか顔を出せませんでした。オフィスもこの期間は、仕事はつなぎだけで、ほとんどからっぽでした。

もちろん、日本からも関係者が大勢来られましたが、今回は日本政府が"新経済成長戦略"の中の重要な一面にデザインを置き、ミラノサローネを視察にミッションの方達が訪れ、私のところにもインタビューに来られました。 その内容は、5月の連休明けに甘利大臣が発表するとのことです。
 
 
2006.10

9月の末に、私がまだ小さかった頃、1・2度行ったことのある富山の宇奈月温泉へ行きました。温泉は気持ち良かったし、まだ紅葉には早すぎましたが、黒部川と、とりまく山の景観を満喫しました。その時通りがかりで、「この辺で猿が出ますが、石を猿に投げないでください」という立て札を見ました。「やはり石を投げる人もいるのかな」と思い、ちょっと滑稽でもあり、残念な気持ちにもなりました。

イタリアでは最近、イタリアで数少なくなった熊達(もちろん野生ですが)にそれぞれ名前までつけてあるのですが、その1匹が国境を越え、スイス・オーストリア沿いにドイツまで入ってしまいました。鶏をとられたドイツ人が役所の許可のもとに、その熊を射殺してしまいました。それがイタリアの新聞・テレビにかなり大きく取りあげられ反響をよびました。動物もうかつにはあつかえませんね。

 
2006.7

今年の6月の平均温度は400年来の暑さとのこと。400年の記録があるのか、それを証明する要素が何なのか分からないけれど、 暑いことは確かに暑い。
ナポリの大学に呼ばれ、金土曜と当地へ行ったが、ミラノよりもっと暑くて湿度も高かった。せっかく来たのだからと、講義の後、 未だ見ていないところを見ようと、歩いてだいぶ汗をかきました。そこで、のどが渇いて注文したカフェシェケラートは本当にうまかった。 冷たくて、とろっとしていて、ナポリでしか無いものです。おすすめしたい。
 
 
2006.4

家の1階に計画していたキッチンがやっと完成しました。この場所は、親しい友人やオフィスのスタッフと時々集まろうと思って厨房機器を整えました。 日本と違って、機器が入るまでに時間がかかりましたが(笑)。ミラノサローネで多くの日本の方も見えていましたので桐山さんのリクエストもあって、 4月8日の土曜日の夜、初めてパーティを開催しました。このキッチンは、料理に自信のある方が腕を振るってくれるのが理想です。 当日の朝、魚を仕入れ、料理は鈴木啓子さんや矢崎はるかさんに頑張っていただきました。なかなかの腕で、日伊の味が楽しめました。
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